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凍結抑制舗装とは
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技術紹介
   
  分類と原理
 
 

 凍結抑制舗装は、大きく分けて4系統に分類されます。

 

(1)化学系凍結抑制舗装

 

化学系凍結抑制舗装は、有効成分(塩化ナトリウム、塩化カルシウム等)を含有した材料をアスファルト混合物中に添加・混入することで凍結抑制効果を付与した舗装です。
凍結抑制効果の発現は、舗装内に混入された凍結抑制材に含まれた有効成分が舗装表面より溶け出すことによる氷点降下作用によります。

有効成分のしみだし

注)*氷点降下(凝固点降下):

液体の凝固点(氷点ということもある)、すなわち液体が冷却されて固体となる温度は、通常一定であり、その液体が純粋物質であれば一定の値をとる。しかし、その液体に他の物質を溶かすと、一般に凝固点は低くなる。 (小学館:万有百科大事典より一部抜粋)

 
 

(2)物理系凍結抑制舗装

 

物理系凍結抑制舗装は、舗装表面および舗装体内に添加された弾性材料が通行する車両の荷重により発生するたわみにより、舗装表面の雪氷のはく離、破砕を促進し路面露出率を高めることで凍結抑制効果を発現させます。
  なお、弾性材料として、ゴム、廃タイヤゴム、ウレタン樹脂等が用いられています。

 
氷板の破壊
 

また、添加方法もアスファルト混合物中に混入するもの、舗装表面に散布圧入するもの、舗装表面に塗布するもののほか、ポーラスアスファルト舗装等の空隙部分に弾性材料を充填するもの、舗装表面にグルービングを施し弾性材料を充填するもの、あるいは弾性材料を樹脂バインダーで固化させたものなどがあります。

 
 

(3)物理化学系凍結抑制舗装

 

物理化学系凍結抑制舗装は、物理系と化学系の凍結抑制の効果を併せ持った舗装技術です。凍結抑制材をアスファルト混合物に混入する方法や、舗装表面にグルービング溝を形成しそこに凍結抑制材を充填させる方法などがあります。

 
物理系と化学系の複合作用
 
 

(4)粗面系凍結抑制舗装

 

舗装表面のキメ(凹凸)を粗くすることで、通行車両のタイヤの接触により路面に張り付いている氷の摩耗を促進させ、すべり抵抗の改善を期待する舗装です。また、舗装内に雨水等の水分が浸透するため密粒度タイプの舗装に比べて表面の浮き水が少なく、これによりブラックアイスバーンの抑制が期待できます。

粗面系凍結抑制舗装は特に新たな機能性材料を付加することなく、路面のキメが粗くなるようなアスファルト混合物の選択や施工上の工夫によって施工を行い、通行車両のタイヤと路面との接触部分に着目して面的な接触ではなく、舗装骨材の凸部のみを接触させて氷膜の摩耗を促進させます。

 
 
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