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凍結抑制舗装とは
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技術紹介
   
技術紹介
 
 

我が国の積雪寒冷地域は、国土面積の約60%を占め、総人口の約20%の人が住んでいます。そのため、これらの地域では、冬期に効率的な除雪や凍結防止剤散布を実施するとともに、交通安全対策や除雪の効率化を補助することを目的として、凍結抑制舗装が適用されています。
ここでは、各種の凍結抑制舗装について、凍結抑制方法および施工方法によって分類した例に基づき紹介します。

   
  粗面系(1工法) 詳しく見る ファインシート アイスインパクト アイストッパーR アイスクラッシュペイブ アイストッパーT ザペック工法 タイプG ザペック工法 タイプP ツインメルトペーブ グルービングウレタン アメニウレタン ゴムロールド オークサイレント RAペーブ ルビット フリーズアタックペーブ マフィロン 化学系(5工法) 詳しく見る 物理系(7工法) 詳しく見る 物理化学系(3工法) 詳しく見る
   

化学系(1工法)

工法(1):フリーズアタックベープ

半たわみ性舗装のセメントミルク表面付近に吸水性ポリマーを配置し、ポリマーに塩類(酢酸カリウムなど)を吸収させることで凍結抑制効果を発揮します。なお、当工法は凍結抑制効果を回復できるのが特徴です。

適用可能な箇所:交差点、坂道、曲線部、トンネル出入り口、山間部、橋面部、日陰部等

物理系(11工法)

工法(3):ルビット

ギャップ型粒度のアスファルト混合物に、廃タイヤを破砕したゴム粒子を混入したものです。ゴム粒子が舗装表面に常に存在しているため、交通荷重により氷板が、破砕・除去されます。また、雪氷を剥がしやすく、除雪効率の向上に寄与します。
適用可能な箇所:交差点、交差点付近、坂路、カーブ、踏切手前、トンネル、スノージェット等の出入り口付近、日陰部、山間部等

 

工法(3):アイストッパーT

骨材の最大粒径が5mmのアスファルト混合物に、工業用ゴム製品端材有効活用品のゴム粒子を混入したものです。ゴム粒子が舗装表面に常に存在しているため、交通荷重により氷板が破砕・除去されます。また、雪氷を剥がしやすく、除雪効率の向上に寄与します。
なお、本技術は、国立研究開発法人土木研究所との共同研究による工法です。

適用可能な箇所:薄層オーバーレイや橋面上舗装など舗装の厚さに制限がある箇所に凍結抑制舗装が求められる場合

 

工法(4):アイスクラッシュペイブ

低温時にも柔らかいゴムチップ(粒径1〜8mm)をアスファルト混合物に混入することで、路面に形成される氷板の破砕・除去効果を向上させたものです。また、圧雪層と路面が剥がれやすくなるため、除雪効率の向上が図れます。
なお、本技術は、国立研究開発法人土木研究所との共同研究による工法です。

適用可能な箇所:冬期に路面の凍結抑制が望まれる車道全般

 

工法(5):オークサイレント

高い空隙率を有する開粒度アスファルト混合物にゴム粒子を混入するとともに、舗装表面にゴム粒子を散布接着させたものであり、排水・低騒音機能や凍結抑制機能を併せ持つゴム粒子混入型多機能舗装です。

適用可能な箇所:凍結抑制性能・低騒音性能・排水性能が望まれる各種の道路に適用可能

 

工法(6):アイストッパーR

粗面型SMAタイプの混合物にゴム粒子を混入するとともに、舗装表面にもゴム粒子を散布接着させた凍結抑制舗装です。ゴム粒子により凍結抑制性能を発揮し、舗装表面のキメにより雨天時の水膜発生を抑え、骨材飛散抵抗性、耐久性に優れております。
なお、本技術は、国立研究開発法人土木研究所との共同研究による工法です。

適用可能な箇所:凍結抑制性能および雨天時の走行安全性が望まれる路線において、特に交通量が多い路線や除雪作業による骨材飛散が懸念される路線に適用

 

工法(7):ゴムロールド

ゴムロールドは、ロールドアスファルト舗装に特殊ゴム骨材を圧入する物理系凍結抑制舗装です。車両が通過する際に、ゴム骨材が変形することによって氷板が破砕されると共に、氷が付着しにくいゴム骨材面の露出によって氷板剥離を促進します。

適用可能な箇所:交差点、坂道、曲線部、トンネル出入り口、山間部、橋面部、日陰部等

 

工法(8):アメニウレタン

ポーラスアスファルト舗装または砕石マスチック舗装の表面空隙に、ウレタン樹脂等から構成される凍結抑制材を充填し、その材料が持つ物理的効果を利用して路面の凍結を抑制する工法です。

適用可能な箇所:坂道、カーブ、橋梁部、交差点の手前など、排水性能を必要とする箇所

 

工法(9):グルービングウレタン工法

アスファルト舗装、半たわみ性舗装、コンクリート舗装路面にグルービングを施し、この溝の中にウレタン系樹脂を流し込んで仕上げる凍結抑制舗装です。細かい間隔で形成されたウレタン層が、路面に生じた氷を車両の荷重によって剥離・飛散させます。

適用可能な箇所:積雪寒冷地域、山間部道路、交差点、踏切前、トンネル坑口、橋面、スノーシェッド前後など

 

工法(10):アイスインパクト

粗骨材の間隙を、氷点下でも柔軟性を示す特殊なアスファルトモルタル(弾性モルタル)で充填した、アスファルト舗装です。交通荷重により舗装自体が変形し雪氷が剥離しやすくなるため、圧雪路面および凍結路面の発生を抑制し、解消を促進します。

適用可能な箇所:土工部、橋梁部

 

工法(11):ファインシート

厚さ1〜2mmの弾性体のシートで、既設路面に貼り付けることにより凍結抑制舗装を形成します。交通荷重によりシートが変形し氷膜が剥離しやすくなるため、ブラックアイスなどの凍結路面の発生を抑制し、解消を促進します。
また、舗設機械を使わずに手軽に施工できます。

適用可能な箇所:降雪は少ないが路面凍結によるスリップが懸念される箇所(機械除雪のない箇所)
粗面系以外の舗装面

 

工法(12):薄層シングルメルト

最大粒径5mmのアスファルト混合物に、ゴムチップを添加する物理系の薄層凍結抑制舗装(施工厚2〜3cm程度)です。既設舗装の延命を図りつつ、降雪時には走行車両の安全性の確保および除雪作業の効率向上に寄与します。

適用可能な箇所:N5交通量区分以下の道路(土工部,橋梁部など)

 

物理化学系(2工法)

工法(13):ザペック工法 タイプP

ポーラスアスファルト舗装の表面空隙にゴムチップ及び凍結防止剤を主材とする抑制材を充填し、その凍結抑制効果により、降雪時における車両の安全走行を確保します。また、抑制材を充填しない空隙を残すことで、ポーラスアスファルト舗装としての本来の機能も持続します。

適用可能な箇所:急な坂、カーブ、橋梁部、交差点の手前等

工法(14):ザペック工法 タイプG

舗装表面に成形したグルービング溝にゴムチップ及び凍結防止剤を主材とする抑制材を充填し、その凍結抑制効果により、降雪時における車両の安全走行を確保します。また、抑制材を充填しない溝を残すことで、降雨時にも同効果を確保することが可能です。

適用可能な箇所:急な坂、カーブ、橋梁部、交差点の手前等

物理化学系(2工法)

工法(15):フル・ファンクション・ペーブ

混合物1層の内で表面付近に排水・低騒音機能を、下部に防水機能を併せ持つ、多機能型のポーラスアスファルト舗装です。路面が縦溝を含む粗面仕上げとなるためブラックアイスバーンの抑制が期待でき、凍結防止剤の残存率が高いため散布回数が低減できます。また、縦溝粗面により走行時の視認性が向上します。

適用可能な箇所:坂道、曲線部、トンネル出入り口、橋梁部表層、寒冷地におけるポーラスアスファルト舗装の代替え等

工法(16):ゴムパウダ型凍結抑制舗装

アスファルト混合物にグルービングを施工し、その溝に廃タイヤを粉砕したゴムパウダ(粒径0.3mm以下)を特殊ウレタン樹脂で接着させた舗装です。グルービングの凹凸や溝に付着させたゴムパウダにより、路面の氷膜形成の抑制、氷膜摩耗を促進する効果があります。

適用可能な箇所:グルービングが施工できるアスファルト舗装(ひび割れ率15%以上およびわだち掘れ10mm以上の既設舗装等は除く)

 
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